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民間国際交流団体紹介

平和資料館・草の家

代 表:西森 茂夫
事務局:西森 遼子  金 英丸(キム ヨンファン)

780-0861 高知市升形9-11
Tel. 088-875-1275 / 088-821-0263
Fax. 088-821-0586
e-mail GRH@ma1.seikyou.ne.jp
http://ha1.seikyou.ne.jp/home/Shigeo.Nishimori/


イギリスの平和活動家『Beryl Milner』さん一行が
草の家を来館



旧日本軍飛行場:韓国、済州道にて

 平和資料館・草の家は平和と教育、環境問題を考える民立、民営の平和博物館です。次の世代に戦争の実相と平和の尊さを伝えるため戦時中の資料の収集、整理、保存、常設展示と調査研究につとめ、平和教材をつくり広く市民に貸し出せるようにしています。

 国際交流に関しては地球規模の平和ネットワークづくり、国際平和市民団体との連帯を強調し、様々な活動をしてきました。

 1989年設立以来の重要な国際交流活動としては1991年〜1998年「中国・平和の旅」、1992年ベトナム、1994年韓国訪問などがあります。アジアへの「平和の旅」を通じて、日本のアジア侵略、戦争が残した加害、被害の実状を直視し、平和の市民連帯をつくりました。特に「中国・平和の旅」の記録は「草の家ブックレット」(「前事不忘 後事之師」、「憲法九条の旅」、「永矢不忘」、「細菌戦は実行されていた」)として出版されました。

 地球規模のネットワークをつくるため、1992年イギリスで開かれた第1回国際平和博物館会議以来、1995年第2回オーストリア大会、1998年第3回京都大会に参加し、世界各国の平和博物館、平和団体との交流、連帯を進めてきました。今年5月、ベルギーで行われる第4回国際平和博物館会議にも2名の代表を派遣しました。また、「平和のための博物館市民ネットワーク」の機関誌「MUSE」の発行を通じて、世界の平和博物館の活動を日本に紹介し、日本の平和博物館の活動を世界に紹介する役割を果たしました。活発な国際交流活動の結果、草の家は国連の世界平和博物館目録にも登録されました。
(「Peace Museums Worldwide」:United Nations Publications on Peace,1995,1998,Geneva)


中国人強制連行事件裁判原告劉煥新さんを囲んで

 一方、世界各国の平和運動家、平和学の研究家たちが草の家を訪れています。2002年だけでも韓国、ドイツ、イギリス、中国、アメリカなどから平和運動、環境運動、軍縮教育、強制連行問題などの専門家、平和運動家、研究者たちが草の家を訪ね、草の家の会員や市民との交流を深めました。

 2002年からは韓国の研究生を招いて東アジア市民連帯のために努力を重ねています。ハングル教室、韓国、朝鮮の歴史、文化に関する出前教室、講演などを活発に行っています。また、2002年には韓国の済州道で開かれた東アジア共同ワークショップに7名の会員が参加し、過去の歴史を学びつつ戦後補償問題の解決のため韓国、日本、在日朝鮮人の参加者と新しい市民連帯の輪をつくりました。 地域に根ざしつつ、市民と共に平和の文化を創造する草の家は、今後も「世界的に考えて、地域的に行動する」市民間国際交流の場をつくっていきたいと思います。

 市民の皆さん!平和のために平和資料館・草の家と共に歩みませんか?

国際連帯平和活動「イラク攻撃反対市民行動」:中央公園前にて



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