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多文化共生講座 スリランカ・アメリカ料理編 オンライン講座開催

令和4年2月19日(土)「多文化共生講座 スリランカ・アメリカの家庭の味を通して多文化を理解する」をオンラインにて、JICA四国と共に開催いたしました。参加者は10名でした。

当初は対面にて行う予定でしたが、新型コロナ感染症拡大のため、急遽オンラインにて開催することとなりました。講師にJICA長期研修員のイマヤ・アリナスさん(スリランカ出身)と高知県国際交流員のミンダ・デットマンさん(アメリカ出身)をお迎えし、スリランカとアメリカの国、文化、料理などの紹介のあと、家庭でよく作る料理の実演をしていただきました。

まず最初に、アメリカ出身のミンダさんから、出身地のアリゾナ州のことを教えていただきました。

有名なグランドキャニオンがある大きな州で、巨大な長寿サボテンがたくさんあり、ガラガラヘビや野生の山猫ボブキャットが自宅の庭で見られたり、山火事や砂嵐、辻風が巻き起こるなど自然豊かな地域だそうです。

今回は、ミンダさんの実家でクリスマスに必ず作るという「チョコレートファッジ」を作っていただきました。おばあさんから直々に受け継いだレシピで、なめらかさがとても重要だそうで、材料にも色々工夫があるそうです。日本で手に入りにくいものの代用品もご紹介してくださいました。とても甘くて、一度食べ始めたら止まらない、濃厚なチョコレート味のファッジが完成しました。

 

 

次に、スリランカ出身のイマヤさんに、国の紹介とスリランカのスパイスについてご紹介をしていただきました。

イマヤさんは現在JICA長期研修生として高知大学で地滑りの研究をされているそうです。スリランカの地理や民族、宗教についてのお話のあと、色々なスリランカクイズがありました。スリランカの首都は?国旗の色が表す宗教は?スリランカ国名の由来は?など、参加者の皆さんにも答えを考えてもらいながら、楽しく学びました。

その後スリランカの料理で使うスパイスなどについて詳しく教えてもらいました。スリランカではココナッツを多用するそうです。そしてスパイスはやっぱり辛い!スリランカでは小さな子どもでも辛いものを食べるそうです。今回はサバの缶詰を利用したカレーを調理して頂きました。生の魚を使うときと缶詰の時は、使用するスパイスがちょっと違うそうです。今回は缶詰使用で本当にあっという間にカレーが完成しました。調理の途中から、スパイスの良い香りが調理室に漂い、オンラインではお伝え出来ないのがとても残念でした。

調理の後は、交流タイム。二人の講師が皆さんに話しかけたり、参加者の皆さんから様々な質問をいただいたりとなごやかに交流しました。日本のワサビをどう思いますか?など面白い質問もあり、スリランカ出身のイマヤさんには辛いというより苦い味に感じるそうです。

今回は直前でオンラインとなってしまい、参加者の皆さんには実際に調理体験していただくことができずとても残念でした。それでも事後アンケートでは、満足と答えてくださった方が多く、スリランカについてもっと調べようと思った、クイズ形式だったのが楽しかった、食生活や伝統についても学べてよかった、地元の紹介がとても面白かった、など、喜んでいただけたようでした。交流でも積極的に質問してくださり、参加者の皆さまにも助けられた講座となりました。本当にありがとうございました。

今後も様々な国について皆様にご紹介する機会を持ちたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

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