■日本に来る前は旅行社で働いていたと聞きましたが。
大学卒業後、旅行社に入り、最初の一年間はガイドを経験しました。上海、黄山、蘇州、景徳鎮は仕事で何度も訪れました。
中国人も最近は海外旅行によく出かけるようになりました。行き先は、タイ、シンガポール、ベトナムといった東南アジア方面や韓国が多いですね。安徽省の合肥からもたくさんの人が海外旅行に出かけています。普通のサラリーマンの家族も多いですよ。
■馬さんの中国お勧めスポットはどこですか?
中国が初めてという方には、まず北京や西安を訪れてほしいですね。西安の兵馬俑は見ごたえがありますし、三峡下りもお勧めです。三峡下りはダム建設の影響で廃止されると言われていますが、新しいコースができるようです。
何度も中国を訪れているという方には、中国の秘境と言われ、少数民族が多数暮らしている雲南省や、自然が美しく、パンダの故郷として有名な四川省がお勧めです。
■日本に興味を持ったきっかけは何ですか?
高校時代から外国語を勉強するのが好きで、大学では日本語を専攻しました。大学で日本語を学んでいるうちに、恩師の影響もあり日本に興味を持つようになりました。
納西族が暮らす雲南省麗江の古い街並
|
陳 家勝さん 馬 俊さん 陶 亮さん 殷 勇さん
(研修員)
(国際交流員)(研修員) (研修員)
|
■日本にいる間に、これはやっておきたいと思っていることは?
まず、日本各地を旅行すること、そして日本人の友達をつくること。あっ、一番大事なのは、やっぱり日本語の勉強ですね。
■国際交流員としての抱負をどうぞ。
日本人には日本人の考え方やものの見方があります。それと同じように、中国人にも中国人の考え方や見方があります。違いがあるということをお互いに理解した上で、お互いが分かり合えるようになるためのお手伝いをしたいと思っています。
異文化理解講座では、中国の歴史や名勝をはじめ、普通の中国人の生活についてお話するつもりです。日本のマスメディアが伝える中国は、私には少し大げさに見えます。私は、本当の中国の姿をみなさんに伝えたいのです。そして、中国に帰ったら、私が見た本当の日本を中国の人たちに伝えます。
■高知県民のみなさんに一言
高知に着いた時、私の頭には黄山や九華山周辺の風景が浮かびました。安徽省にも似た雰囲気を持ち、人が優しい高知で、できるだけたくさんの方とお知り合いになりたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
旅行が好きで、サッカーやバスケットが得意だという活発な馬さん。国際交流員として来年の3月まで高知県国際交流課に勤務します。馬さんの人柄に触れられる異文化理解講座へも、是非ご参加ください。
また、安徽省から3名の技術研修員も来高しました。
陳家勝さんは農業技術センターで農業の研修を、陶亮さんと殷勇さんは高知県森林政策課や森林技術センターなどで林業の研修を、それぞれ来年の3月まで受けます。
安徽省からの新しい仲間を、どうぞよろしくお願いします。 |
|
|