フィリピン・ベンゲット州と35年そして未来へ
高知県ベンゲット州姉妹交流推進会議
副会長 吉川 浩史
子供たちによる民族舞踊(ラ・トリニダット市)
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私とベンゲット州との交流は長いのですが、講座では高知県とベンゲット州の交流のきっかけから今日に続く流れについてお話しするつもりです。
高知県では、交流の始まる少し前の昭和40年代後半に青年の船事業を行っていました。この事業に陸上研修を取り入れる話がありベンゲット州を紹介したところ、昭和50年から高知県とベンゲット州の間で姉妹交流が始まりました。
ベンゲット州はルソン島内陸の標高1500メートルほどの高地に位置しており、フィリピンのサラダボールと言われるほど農業が盛んな土地で、交流事業は主として農業交流を続けてきました。この交流では海外技術研修員の受入をしてきたわけですが、この研修員制度作りに高知県出身の方が深く関わっています。
ベンゲット州との交流20周年を契機に高知県ベンゲット州姉妹交流推進会議が発足し、訪問団の派遣を行うなど民間交流も活発になっています。
また、フィリピンでは早くから青年海外協力隊が活動をしていますが、これまでのベンゲット州との交流にも少なからず関わっているので、このあたりのことも少しお話できればと思っております。 |