フィリピン・ベンゲット市新知事が来高
昨年の5月にベンゲット州知事選が実施され、3期(9年)で引退したモリンタス前知事に代わって、ポローメオ ピナス メルチョー知事が選出されました。7月1日に知事に就任し、昨年10月にはアポナリオ T カムソル州議会議員とクラリタ ダルモ プルデンシオ観光課長とともに就任後初めて高知県に来県されました。
メルチョー新知事の来日の目的は、州政府が日本(高知県のほか3県)に派遣している農業研修生や実習生の受け入れ状況の調査と、メルチョー新知事の前職が農業省灌漑局コルデリヤ自治区の区長で農業土木、灌漑の専門家ということもあり、併せて農業関係施設等を視察するために訪日されたものでした。
一行は、熊本県を皮切りに日本入りし、本県には10月10日から13日まで滞在されました。研修先のJA教育研修センター、園芸流通センター、高知市中央卸売市場、JA高知病院などの農業関係の各施設を精力的に視察され、各施設では熱心に質問される姿が見られました。
また、県行政機関のうち農業・観光部門の担当副部長等とも懇談され、農家への金融支援対策等の説明を受けるとともに、観光交流を今後進めて行きたいとの表明がありました。
12日夕刻には、当推進会議主催による歓迎夕食会を開催し、当会議会員も多数参加いただいて和やかに歓談し、友好交流を深めたことでした。
本県での滞在は4日間と短い期間ではありましたが、訪問した視察先等で垣間見られたメルチョー知事の気さくで飾らない温かい人柄は、今後の両県州の姉妹提携がより一層深まっていくものと感じられました。
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