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ベンゲット州との歩み30年 |
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姉妹県州提携20周年記念交流 | ベンゲット州子ども交流事業での様子(平成13年) 左:山中雅香子ちゃん 右:石原浩信くん |
高知県とフィリピン・ベンゲット州とは、昭和50年に姉妹県州の提携を結んでいます。この提携は、当時、県が行っていた「青年の船」での訪問がきっかけで、都道府県レベルの海外自治体との提携の例がほとんどない中で、全国に先駆けてアジアの州との姉妹交流でした。以来、両県州の間では、訪問団の相互派遣、海外技術研修員や農業研修員の本件への受入など様々な友好交流が続いています。 |
昭和 | 50年 |
10月 |
姉妹件集提携調印 |
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51年 |
8月 |
海外技術研修員受け入れ | |
57年 |
5月 |
第3回高知県青年の翼訪問 | |
63年 |
10月 |
「黒潮文化国際交流民族芸能際」州知事ほか招へい | |
平成 | 6年 |
7月 |
親善訪問団訪問 |
7年 |
2月 |
高知県・ベンゲット州姉妹交流推進会議設立 | |
6月 |
姉妹協定締結20周年記念訪問団が訪問 | ||
9月 |
州知事を招へい | ||
9年 |
5月 |
民間ボランティアが国際協力活動(茶苗木移植) | |
10年 |
2月 |
親善訪問団訪問 | |
11年 |
1月 |
親善訪問団訪問 | |
12年 |
2月 |
姉妹協定締結25周年記念親善訪問団が訪問 | |
2月 |
農業専門家として県職員を派遣(以降毎年派遣) | ||
13年 |
2月 |
高知県・ベンゲット州子ども交流事業で小学生が訪問 |
ベンゲット州の日系人家族の物語映画『アボン・小さい家』 |
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フィリピン・ルソン島北部山岳地帯に100年前から暮らしている日系3世(日本人移民労働者の子孫)のサバイバルストーリー。先住山岳民族の暮らし、出稼ぎ外国人の事情、自然、宗教、文明等さまざまなキーワードが「地球と人間の真に豊かなあり方は何か?」を問いかけてくる社会芸術コメディ映画です。 監督は今泉光司氏。同氏は、1996年に単身でフィリピンに渡って以来手探り で映画作りに取り組み、2000年8月には、「特定非営利活動法人サルボン」を立ち上げて製作を続けられました。そして同映画は、日本の国際交流基金、フィリピン芸術文化評議会らの協力を得て2003年2月に完成しました。2003年12月から日本での上映を開始し、本県では、昨年10月21日に高知市、本年2 月13日に須崎市で上映され、多くの方の感動を呼んでいます。須崎市の会場では、上映後農業技術研修生がベンゲット州に伝承されているダンスを披露し、来場者との交流を深めました。 なお、17年度には当推進会議主催での上映会を計画しています。(上映日は未定) |
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平成16年度高知県海外技術研修員 |
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平成16年度高知県海外技術研修員(6ヶ月間、4月〜9月)にはジョセリン・L・ダンパスさんが来県されました。 ジョセリンさんは、ベンゲット州・ボコット市出身でベンゲット州立農業事務所に勤務、農業技術が専門の女性です。今回、路地野菜、施設野菜等の調査、手入れ、収穫や花の栽培、調査等の研修のため南国市の農業技術センターで研修を行いました。 来県当初は慣れない日本語に悪戦苦闘の様子でしたが、研修先では物静かな彼女は何事にも真摯に取り組んでいくとの評判でした。4月の歓迎会の時にはお酒が飲めなかった彼女も、高知で鍛えられたのか、帰国前には大のビール&カラオケ好きに…。まさに「郷にいれば郷に従え」を、実践してくれました。 |
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