「 相 互 友 好 交 流 協 定 書 」

　7月23日午後、安徽省総工会、王秀芳主席をはじめとする中国安徽省交流訪日団の一行7人（女性4人、男性3人）が無事に高知空港に到着した。1999年11月に連合高知と安徽省はお互いの行政、産業、経済、文化交流に加え、労働組合レベルの交流をはかることを目的に「相互友好交流協定書」に調印し、相互訪問を行ってきており、今回は連合高知が受け入れることとなった。

松尾徹人高知市長を表敬訪問

　1日目は到着そうそう、橋本大二郎高知県知事を表敬訪問した。高知県と安徽省も友好関係を結んでおり、大変歓迎いただき、お互いの行政や産業、経済について意見交換をし、予定時間をオーバーするほど話が弾んだ。

　夜はホテル日航高知旭ロイヤルで連合高知執行部との歓迎交流会を実施、双方合わせて38人が「カンペイ、カンペイ」と盛り上がった。今回は各テーブルに通訳を配置したためか話が弾み、安徽省交流団の皆さんも大変くつろぎ、喜んで頂いた。また連合高知からはサンゴの額、安徽省からは亀の置物など記念品の交換も行われた。

　2日目は午前中、松尾徹人高知市長を表敬訪問。蕪湖市と友好姉妹締結を結んでいることもあり、交流団の一人陳萬茂蕪湖市総工会主席も大変喜んだ。話は秋に実施される市長選挙のことまで飛び出し、ぜひ頑張ってほしいとの暖かい応援まで受けた。

　その後、高知城を見学。天守閣まであがり、高知市を一望した一行は、大変きれいで素晴らしいと感動していた。

「日本」を感じた浅草

　連合高知役員との意見交換会では、組合員の雇用と労働条件などを守るという点ではお互い同じ目的を持つことを知った。また、双方の組合の運営方法や組合費関係等の違いを知ることができ大変勉強になった。

　午後からは企業訪問として香我美町にある三菱電機の見学、セイレイ土佐山田工場の見学を行った。三菱電機では半導体の製作や検査室の無菌室に非常に興味を示し、感心していた。また、セイレイ土佐山田工場ではコンバインが出来上がるまでの工程を見学し、中国との研修交流なども行っていることなどが工場長から報告された。

　3日目4日目は松山に移動し、四国電力の協力のもと、松山市の原子力保安研修所と伊方原子力発電所の見学と研修を行った。日本の徹底した安全管理のもとでの原子力発電に大きな興味を示し熱心に見学、学習を行った。

　5日目からは、東京、滋賀、京都、大阪を見学、大いに楽しんだ。

　東京では都庁の見学や浅草見物、また、大変楽しみにしていたディズニーランドでは、ジェットコースターなどにも果敢に挑戦し、楽しい一日を過ごした。

日本の世界遺産「清水寺」を参拝

　東京で朝の通勤ラッシュも経験し、大変驚いていた。快適な新幹線で京都に無事到着。琵琶湖大橋をわたり、比叡山をドライブ、延暦寺を参拝。その後京都にもどり、清水寺を参拝し、日本の文化を大いに堪能した。 また大阪では海遊館を見学、多くの魚たちに驚きながら熱心に見入っていた。最後に楽しみにしていたショッピングの時間、希望の日本橋電気街で、お目当てのウォークマンやカメラなどを購入して大変喜んでいた。

　10日間にわたる交流は、団員の皆さんの熱心さと精力的な行動のおかげで何事もなく無事に終了。大変喜んで頂いた。お互いの親睦と友好関係を深め、今後の発展を約束し、一行は上海へと旅立った。