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Spring No.28




韓国光州市中高生来高

 平成13年1月5日から8日まで、韓国光州市から34名の中高校生が来高し、ホームステイをしながら日本の生活や文化を体験しました。ホームステイの感想を紹介します。




「和歌との出会い」

国際高校1年 キム・スゥジン


 いつも朝寝坊する私が、その日の朝はモーニングコールが鳴る前に起きた。なぜなら、その日は初めて日本人と友達になる特別な日だったからだ。大阪市内を見学している間も、早くホストファミリーに会いたくて何も目に入らなかった。
 5時間もバスに揺られてやっと高知に到着し歓迎会場に入ると、ホストファミリーの皆さんが拍手で迎えてくれた。見覚えのある懐かしい顔もあった。  
 ホームステイ先に着き、最初に私を迎えてくれたのは和歌だった。言葉も通じないし、初対面だったのでどうしようかと思ったが「何がしたいの」と聞かれた時は迷うことなく「話がしたい」と答えた。それから和歌と私は辞書を引きながら会話を始めた。
 次の日、和歌と私は高知市内を見学した後、日本文化体験講座で茶道と華道に挑戦した。お茶を飲む時は足がしびれて死にそうだった。そんな私を見て和歌が笑い出したから、つい私も笑ってしまった。お互い言葉は通じなくても気持ちはちゃんと通じていたのがおかしくて、うれしかった。 
 その晩、和歌とお母さんに折り紙を教えてもらった。和歌とお母さん、そして私が折った鶴三羽は、今も大切にとってある。
 高知を発つ日の朝、送別式が終わって「韓国の学生はバスに乗ってください」という声が聞こえてきた。私は最後に和歌と握手をした。私たちはその手を離さなかった。泣かないと決めていたのに、次から次へと涙がこぼれてきた。仲良くなった和歌とお別れするのは、とても悲しかった。結局、ホストファミリーに背中を押されてバスに乗り込んだ。ホストファミリーは私たちが乗ったバスが見えなくなるまで、ずっと手を振ってくれた。和歌と一緒に過ごしたたくさんの思い出は、一生忘れることはないだろう。本当にありがとうございました。



「高知での思い出」
国際高校1年 パク・ヒョンミン


 僕のホームステイ先は、昨年、僕の家で泊まった陽一君の家だった。 
 家に着くと、韓国語で書かれた「歓迎」の文字が僕たちを迎えてくれた。新しい家族の温かい気配りに感謝しながら夕食を食べ、夜中の12時過ぎまでいろんな話をした。
 ホームステイ中は紙の博物館に行って紙漉きに挑戦したり、高知城を見学したり、陽一君の学校に行って陽一君が所属している卓球部の部員たちと交流したりして楽しい時間を過ごした。
 3日間はすぐに過ぎ、あっという間に別れの日がやってきた。陽一君の家族と別れるのが寂しくて、別れ際には涙が出た。陽一君の家族には本当に親切にしてもらった。特にうれしかったのは僕がくしゃみをした時、韓国語で「どこか具合でも悪いの?」と聞いてくれたことだ。
 今回の日本訪問をとおしていろんなことを学んだ。まず、日本人はとても正直で規則をきちんと守る国民だということ。ホームステイ先のお母さんは、ゲームセンターで拾った百円玉さえ店の人に渡していた。そして、日本人はとても親切だということ。どの店に入っても優しい挨拶の言葉が飛んできたし、学生に道を尋ねたら、親切に行き先まで案内してくれた。短くもあり長くもあった1週間で、いろいろなことを学ぶことができた。



「日本の家族」
国際高校2年 チェ・オジン


 午後遅く開催されたホストファミリーとの対面式。新しい友達に会うと思うとすごく興奮した。そして、真由を紹介されたとき、なんだかうまくいけそうな気がした。初対面なのに、とても親しみを覚えたからだ。
 日本の家は韓国の家とはだいぶ違った。まず、二階建てが多い。そして、床は畳になっている。畳は韓国のオンドルと違って温かくないから、部屋の中にはこたつが置いてあった。生まれて初めて見るこたつがとても珍しく、家族とこたつを囲んで座り、韓国やこれから行く日本の観光地について話をするのが楽しかった。
 いよいよホームステイ最後の日、お母さんの「最後の晩ご飯に何を食べたい?」との質問に、私は「お母さんの手料理ならなんでもいい」と答えた。最後の夕食は本当に素晴らしかった。お寿司にサラダ、そしておいしい鍋料理。ここまでしてくれる家族に、どこか申し訳ないような気がすると同時に感謝の気持ちで一杯だったので、残さず全部おいしく食べた。
 食事が終わってみんなでソファーに座った時、明日のお別れが悲しくて泣いてしまった。泣いている私をお母さんはぎゅっと抱き、真由は「また会えるから泣かないで」と慰めてくれた。お父さんは何も言わず、私の手を握ってくれた。最後に、お父さんが笑いながら「おまえは私の娘だ」と言ってくれたことは一生忘れない。
 ホームステイをとおして、日本文化を体験することができたし、真由の家族に愛ももらった。真由の家族は本当の家族のように私に接してくれた。もう一度、心からありがとうと言いたい。

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