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民間国際交流団体紹介

「よさこい国際交流隊」

代 表 松本光司(Kouji Matsumoto)

住 所 高知市竹島町103-31
T E L 088-832-0844
e-mail:mattu@sun.inforyoma.or.jp

1ヵ月以上かけて練習した “よさこい鳴子踊り” 本番




高知市帯屋町アーケードでの競演






マレーシアにてよさこい交流

 私たちよさこい国際交流隊は、高知を代表する文化「よさこい」を仲間づくりのツールとして、県内に住んでいる海外出身の方々と交流を行うことを目的に、今年の5月9日に発足しました。メンバーは、県職員、市職員、学校教諭、自営業者、学生などと多彩 な顔ぶれで構成されています。活動の方向性としては、よさこい祭りへの参加を一番の目的とし、さらに年間を通 して踊りの練習を継続的に行い、お呼びがかかれば県内外や海外へも踊りの披露に行きます。よさこい祭りへの参加だけで終わらず年間を通 して活動を行えば、それだけ海外出身の方々との交流の機会も増え、多くの仲間をつくることができると考えています。

 5月に発足したばかりなので、今年のよさこい祭りへの出場は準備などで大変苦労しました。それでも核となるスタッフはそれぞれよさこいの経験があり、新しく加入してくれたスタッフもそれぞれの持つ能力を最大限に発揮して下さり、また多くの方々に支えられて無事に2日間の日程を踊りきることができました。

 その後、一息つく間もなく、8月の22日から26日の日程で、マレーシアへ踊りに行くことになっていました。この話は、発足と同時期にマレーシアに住んでいた方やマレーシアに友人が住んでいる方などが「よさこいをマレーシアで紹介したい」と当方に協力の依頼があり、「団体の基盤づくりにもなるし出来るだけのことはやってみよう」と引き受けたものです。打ち合わせや段取りに経験の無さが直に響いてしまい、出発直前までバタバタしましたが、マレーシアに着いてからは現地のマレーシア日本語協会の方々にお世話いただき、事故や危険な目に遭うこともなく楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 肝心のよさこい踊り本番も、現地の踊り子80名を加え約100人の踊り子隊が、SANWAY PYRAMIDというショッピングセンターのセンターコンコースで熱狂の舞台を披露することが出来ました。ショッピング中の人々も足をとめ、大音響と軽快な鳴子のリズムそして何より踊り子の最高の笑顔に見入っていました。

 現地での反響も上々で、日本語協会の会長からは「よさこいにマレーシアの伝統音楽を組み入れて、オリジナルの踊りを考えたい」「レッスンサークルを作って継続的に活動したい」と言葉をいただき、私たちが願っていた「現地によさこい文化が根付く」ことが実現しそうな勢いです。「よさこい」とは色々なものや感覚を取り入れ、常に進化してきた祭り文化です。

 しかしこれは祭りだけにとどまらず、一般社会にも必要なことではないかと私たちは考えています。よさこい文化は色々なものを融合され発展します。様々な人種や文化があふれるこの地上で、万人が幸せに日々を送るためには、お互いを理解し融合するほかに手段は無いと思います。よさこい文化が世界に平和をもたらすことを夢に見て、これからも活動を進めて行きます。

 発足からわずか4ヶ月で2つのビッグイベントを成功させることができ、ますます勢いをつけて活動が展開しそうな予感がします。ただ、団体として活動資金の確保と言う大きな問題も残されており、まだまだ安定した活動には遠い気もします。しかし、「よさこい」というキーワードでつながっているこの仲間はどんなことにも前向きに取り組んでいけると思います。



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