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合肥市にて大学生と食事会を兼ねて交流 |
民間国際交流団体紹介
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青年会議所高知ブロック協議会は2002年9月1日より4日間の日程で安徽省と上海を訪れました。青年会議所は昨年まで四国地区のグローバルトレーニングシステム事業(以下GTS)としてベトナム、バヌアツ、カンボジア、ラオスにこの3年間学習用の絵本を贈ったり、里親制度を利用した寄付事業を行ってきました。今回は高知ブロックの単独の事業として県と関係の深い安徽省を訪ねることとなりました。 行く前は中国の中でも貧しい地域というイメージでしたが、省都の合肥は高層ビルが立ち並び日本の電気メーカーの進出もある内陸の工業都市に生まれ変わりつつありました。
合肥から2時間、高知県のNGOが建設支援した老嘴小学校では熱烈な歓迎を受け感動しました。沿岸部と内陸部における中国の経済格差を感じさせられました。 子どもたちは非常に勤勉で学習意欲も高いのですが教育材が不足していました。高知県からの支援が非常に有効に働いていると感じました。私自身が参加したGTSにおいていつも感じるのは、「青年会議所の事業はどうしても単年度の事業になり継続的な支援が出来ずに中途半端なボランティアに終わっているのでは」と危惧するところです。今後も高知県と安徽省との関係継続の為にはなんらかの形での支援をしていきたいと思います。 合肥に帰ってきて大学生との交流も行いました。2003年卒業予定の学生で4月から日本の電気メーカーに就職するという学生がほとんどでした。合肥には中国でも優秀な理工系の学生が集まっているという話でしたが日本企業としても非常に優秀な労働力として注目しているのではと感じました。彼らの日本語力もすばらしく即戦力の頭脳集団といった感じで高知県の企業でも受入れを行えば大きな力になるのではと思いました。また彼らのような向上心あふれる学生を受け入れることは非常に刺戟的なことではないでしょうか。
今回は安徽省の帰りに上海に一日だけ滞在しました。中国に7年ほど前に行った時とは隔世の感がするほどの発展ぶりでした。道路整備も進んでいたし、携帯電話やパソコンその他家電製品の普及率も高く、都市としての機能はほぼ充実しており今後もますます発展する可能性を感じました。安徽省の学生たちの話では上海にあこがれるというより上海をライバルのように考えて違った発展を目指している感じがし、中国の民族性の大きさを感じました。上海の街の活気や合肥の発展ぶりを見ると今後の日本や高知県もいかに中国と付き合って行くべきかを考えなければいけないと思いました。 今回の旅行で上海と安徽省という中国の二つの面を見れたことは非常に有意義でした。上海からは日程の都合上寝台列車の移動となりましたが想像していた以上に快適でした。上海に行かれることがあれば少し足をのばして内陸の都市を訪れるのも違った中国が見られて面白いと思います。 |
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