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高知県滞在記高知県国際交流課 国際交流員
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ソウルで開催された『世界花博覧会』を見学:左から2番目が慶さん |
【JET PROGRAM に参加するまで】今年の4月、韓国から高知に来ました。大学では日本語を専攻し、日本で暮らすことを夢みて勉強に励みました。日本の自治体が取り組んでいる事業で、国際交流員として3年間日本で働くことが出来るプログラムがあることを知り、受験しました。 【 高知に来て】 高知県の存在すら知らなかった私。友達から“「隣のトトロ」で見た田舎だろう。デパートも無いだろう”と言われ不安を感じました。しかし皆の予想とは反対に高知市が都会的なのでびっくりしました。
【 高知での仕事】 韓国への出張、学校訪問、韓国訪問団の通訳、韓国料理講座、韓国文化講座、四万十川の自転車研修などいろいろな経験ができました。 【 赤岡町での韓国料理講座】 初めての料理講座の依頼、少し心配になりました。実は、韓国では自分で料理をしたことがなく、いつも母が作ってくれていたからです。私は食べながら「まあまあ」とか「まずい」と文句を言うだけでした。そのたびに、母は「これからはあなたが作って食べなさい!」と言っていましたが、それが現実になってしまったわけです。依頼をもらった後、母に電話を掛けてレシピを聞いたら、「あなたが料理講座?いったい何を作るの?何か作れる?」という返事。厳しい母・・・。
韓国料理講座では“チヂミ”を作りました。参加者はみな主婦だったので、しいて説明しなくても美味しい“チヂミ”が完成しました。私はもちろん「これが本場の味です」と優しく説明しました。 【これからの覚悟】 仕事だって、それがそのまま“生き甲斐”になるわけではないと思います。それを自分で“生き甲斐”にするものです。私は今の仕事を通じ、徐々に日本語が上手になるのも、国際交流員としてのあり方を学べるのも嬉しいですし、何よりも自分が好きなことを仕事にできることが幸せです。 |
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