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Letters from Abroad高知県出身で、JICAボランティアのJICA個別専門家としてラオスに派遣されている楠瀬正敏さんと、青年海外協力隊として中国に派遣されている明神弓子さんから活動報告が届きましたので紹介します。 |
『ラオス農林省気象水文局』楠瀬正敏 (派遣国)ラオス (職種)JICA個別専門家 水文解析【業務内容】 ここラオス農林省気象水文局は、主にラオス全土の気象データ収集(雨量、気温、湿度、風向風速、蒸発散量、日照時間等)とメコン河支流河川の水位、流量など水資源に関する基礎データ収集・提供を行う部署です。気象情報は毎日テレビとラジオに流しており、今年の8月からヴィエンチャンタイムズ(英字紙)にも簡単な気象予報を掲載しています。また、雨期(6月〜9月)にはメコン河の水位データや予報を行い関係機関に情報提供を行っております。 日本の協力は1996年から始まり、私で3代目となります。現在はラオスの気象観測網の構築、気象・洪水予報精度の向上、維持管理体制の強化を行うべく地道な作業を行っているところです。ラオスはヴィエンチャン市、サイソンブン特別区とヴィエンチャン、ルアンパバン、サヤブリ、ウドムサイ等18県からなり、国土面積は日本の本州と同じ程度です。日本の協力はポンサリー、ボケオ、チャンパサック県を除く全ての県で観測施設の設置や機材の供与などが行われている他、現在各県からの20人程度の若手職員をヴィエンチャンに集め、人材育成のために国内技術研修を実施しております。 【出張】 水文解析業務は全国の観測所のデータ収集や維持管理指導を行うため、毎日数百kmの道のりを車で移動し、全県回る必要があります。ラオスは主要道路から外れると舗装されておらず、特に北部地域は釘や小さいボルトなどが落ちており、よくパンクします。先日は4日間の出張で8回パンクしました。業務上大変なことが多々ありますが、地道に頑張っています。 【酒豪の多いラオス】 「ビールを飲もう」とラオス職員。「グラス一杯なら」と仕方なしに了解。一杯が二杯、二杯が瓶1本・・・1ダース。延々と続きます。また、ラオスのお酒「ラオラオ」を一気飲みで回し、ヘロヘロになります。日本酒やウィスキーでも・・・。一度でいいから、「もう飲めません」と言わせてみたいものです。 |
『中国の子どもたち』明神 弓子 (派遣国)中国 (職種)保育士皆さんお久しぶりです。今回は子どもの生活についてお伝えします。 毎朝8時に登園。20分ほど自由に遊び、2コマの授業に入ります。授業前後に白湯を飲む時間があり、乾燥していて喉がカラカラの私たちも一緒に飲みます。 授業の後、時々子どもたちと部屋を掃除しますが、砂埃がすごい!さすがは黄河の近く、外に出て遊んだ日は、靴や服がザラザラしています。 お昼ご飯は包子(バオズ)と緑豆湯(緑豆のおかゆ)という時や、私たちと同じ大米(白ご飯)とチンゲンサイの炒め物等があります。子どもたちは20分程で食べ終え、お昼寝の時間です。1人1つのベッドがあり、日本の保育所で目にする“たたみの上に布団”の風景とはまた違うお昼寝スタイルです。 午後3時、お昼寝の後はおやつの時間です。果物か鶏肝(ジーガン=鳥のレバー)、漢方薬のいずれかですが、SARSが猛威を振るっていた時は、毎日漢方薬でした。
午後も2コマ授業があり、1コマは復習、1コマは英語か美術です。そして夕飯を食べ、6時に降園です。 お気づきですか?中国の幼稚園は勉強時間が多く、遊ぶ時間がほとんどありません。日本では、毎日“遊びの中に大発見がある!”とのびのび子どもたちと遊んでいたので、中国に来て、まず最初にこの事に驚きました。 私は、日本の子ども達や先生方、保護者の方、地域の方々に教えてもらった楽しい遊びを、みんなとできるよう心掛けています。子どもたちは楽しい時「キャーキャー」と笑顔いっぱい、エネルギー全開です。先生方もつられてエネルギー全開で、とっても嬉しくなります。日本の絵本も人気があり、遊びの力と、絵本の力は、国境を軽く越える事を、ここ中国開封で実感しています。 あと一年を切りました。子どもたちと沢山遊び、先生方の知恵を教えてもらいつつ活動していきたいです。そして日本で私を応援して下さっている皆さんに感謝しています! |
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