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フィリピン・ベンゲット州知事が来高 〜新たな橋渡し役に〜

 
和やかに談笑するメルチョー・ベンゲット知事(中央)


 高知県と姉妹提携しているフィリピン・ベンゲット州のポローメオ ピナス メルチョー知事、アポナリオ T カムソル州議会議員、クラリタ ダルモ プルデンシオ観光課長の3人が10月に来県されました。 
  メルチョー知事は、本年5月11日の知事選挙で初当選、初めて高知に来県されました。今回の来日の目的は、州政府が日本(高知県、熊本県、愛媛県、愛知県)に派遣している農業研修生や実習生の受け入れ状況の調査と、併せて農業関係施設等を視察するため訪日されたものです。 
  一行は、10月5日に熊本県に入りその後愛媛県を調査・視察した後、10日から13日にかけて4日間本県に滞在されました。本県では「くろしお農業振興協同組合」が農業研修生等を受け入れており、12日午前中までは受入農家のある須崎市で実情調査をされました。 
  12日午後から13日にかけて、JA教育研修センター、園芸流通センター、高知市中央卸売市場、JA高知病院など、農業関係の各施設を精力的に視察されました。
  メルチョー知事は、州には農業協同組合がないためか、農協組織やその役割、流通関係等について各施設で熱心に質問されていました。卸売市場には早朝から出掛けられ「セリ」を興味深そうにご覧になられ、JA高知病院では、検診クリニックのシステムや巡回検診バスなどに興味を示されていました。
  また、県庁では、農業や観光部門の担当副部長等と懇談され、農家への金融支援対策等についての説明を受けるとともに、観光交流を今後協力して深めていきたい意向が示されました。 
  12日夕刻には橋本知事を表敬訪問し、両知事は記念品を交換したのち和やかに懇談されました。その後、高知県ベンゲット州姉妹交流推進会議主催の歓迎夕食会に出席され、多くの会員等と親しくにぎやかに歓談され友好交流を深められました。 
  来年7月には、高知県とベンゲット州が姉妹県州提携を締結して30周年を迎えます。メルチョー知事の本県での滞在は短い期間でしたが、訪れた視察施設等の随所で見せた気さくで飾らない温かいお人柄は、今後、高知県とベンゲット州の姉妹提携をますます深めていくものと感じられました。




左)メルチョー知事(中央)を囲んでの
   歓迎夕食会

右)高知市中央卸売り市場を視察
   中央:メルチョー知事
   右:プルデンシオ州観光課長



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