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国際フェスティバルinさかわ開催! 平成15年11月16日、佐川町の桜座において国際フェスティバルinさかわが開催されました。 メインの国際メッセージでは、今年は日本人8人、バングラデシュ人1人、中国人1人、韓国人1人、アメリカ人2人の計13人の発表者が、国際協力、交流を通じて得た思いなどを発表しました。その他世界に1枚の写真展、世界の小物展、世界の民族コスチューム・ファッションショーを行い、大きなイベントとなりました。 主催:財団法人 高知県国際交流協会 共催:佐川町・佐川町教育委員会・佐川町国際交流協会 |
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世界は一つの家族 サハリア最優秀賞 コノク(バングラデシュ)私は子どもの時から外国や外国の文化にものすごく興味がありました。高校時代に地理を勉強してから、太平洋や大西洋を船で旅をしながら、地球上の色々な国や島を訪ねて、異文化を体験したいと夢を見ていました。 留学生の主人と一緒に日本へきて私の夢は実現しました。最初は日本語が全然分からないし、主人は研究が忙しく、ホームシックになりました。ある日のこと、私はいつものようにアパートの近くを1人で散歩していました。その時近所のおばちゃんたちも散歩していました。私は猫のようにそっと跡をついて散歩しました。おばちゃんたちはにこっと笑って頭をさげてくれました。言葉はわかりませんでしたが、暖かい気持ちはわかりました。その時初めて私の国のおばちゃんたちと全く同じだと気がつきました。それから私はおばちゃんたちと話すのが面白くなり、日本語にも興味がどんどん湧いてきました。 だんだん日本語もわかるようになり、日本人の友達の輪は、主人よりずっと広く、高知は私の第二のふるさとになりました。 現在私は南国市国際交流協会の会員になって国際理解のための活動やボランティア活動をしています。学校で子どもたちに私のことを話します。 もう一つ、私にとって大事なボランティア活動は健康保険センターで絵手紙教室に行くことです。身体に障害をもった人たちが、リハビリをかねて絵手紙を楽しく書いています。最初はちょっと心配でしたが「絵手紙は下手でいい。下手がいい。」と言われました。果物やナス、シシトウの絵を書きます。そして帰る時その野菜をいつももらって帰ります。絵手紙サークルのメンバーは、年輩の方が多いです。身体は不自由ですが心は穏やかです。「私は勉強してきたよ。バングラデシュの国旗と日本の国旗は超にぃちゅう。白地のところが緑。」それを聞いて、「バングラデシュのお年寄りもこんな感じ。」とおかしく、そうして嬉しくなりました。みんなを見ていると私も元気になります。人の役に立つことは私を元気にします。 色々な国の人と交流してみて、私は世界中の人間は一つの家族だと思うようになりました。外見や言葉や文化、宗教は違うけれど心は同じです。嬉しい時笑い、悲しい時泣き、おなかがすいたときは食べたいです。悪い人もいますけど、私たちはみんな戦争や暴力、大量破壊兵器のない、そして貧困や差別のない平和な生活を望んでいると思います。 残念ながら今私たちは地球の歴史上で危機的な状態に立っています。世界で半分以上の人が充分な食べ物、着るもの、住むところ、薬、教育、人権が守られていない状態にあります。世界の資源は武器として使われています。地球は一つの社会だと考えなくてはいけません。これからの子どもたちのために責任があります。このような考え方をする人たちがたくさん増えてほしいと思います。 どうもありがとうございました。 |
世界で一枚の写真展において一番人気が高かった 清藤由美さん「ネパールの少女」 |
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生田流 宮城会箏・佐川教室の皆さんによるお琴の演奏
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【世界に一枚の写真展】 県民から写真を募集し展示 来客の皆さんによる人気投票を行いました |
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(左) (右) |
世界の民族コスチューム・ファッションショー イベント関係者が、ヨーロッパやアフリカ、アジアなど世界各国で買い集めた民族衣装を持ち寄り、ファッションショーを開催しました。 |
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