フィリピン・ベンゲット州

友好姉妹都市交流

フィリピン・ベンゲット州との姉妹県州提携の経緯

(ア)提携年月日  1975年(昭和50年)7月28日

(イ)提携の動機と経過

  1. 1974年(昭和49年)度「高知県青年の船」の日程で陸上行動を取り入れ、研修・視察の充実を検討した際、青年海外協力隊として同州に駐在経験(1967年(昭和42年)3月~2年間)のある吉川浩史氏(須崎市出身)が同州を紹介。
  2. バギオ市在住の日系3世ドロシー・ハマダ氏やその父親等がベンゲット州への歓迎意志表示、さらには姉妹県提携をとの気運が盛り上がる。
  3. 州政府も、「戦後、日本人はマニラに多数訪問しても、奥地まで入ってくる団体はない。あっても遺骨収集団とかである。「青年の船」のような一行が来訪してくれることは友好親善としても望ましく歓迎する」と意思表示。
  4. 1974年(昭和49年)5月27日、ベンゲット州理事会に正式に報告され、将来、姉妹県提携についても用意があることを決議。
  5. 1974年(昭和49年)7月23日、「青年の船」訪問。バギオ市では、ティーチャーズキャンプに宿泊。西村出納長、栗生県議等が州幹部と接触し、姉妹県提携を前向きに検討することになる。
  6. 1974年(昭和49年)9月議会で溝淵知事が、姉妹県提携について「具体化したい」と表明。同時期、ベンゲット州議会も高知県を姉妹県として提携することに同意議決。
  7. 1975年(昭和50年)2月19日、斎木副知事がベンゲット州を訪問し、予備会談。夏の「第5回青年の船」が訪問する折に調印することを決める。
  8. 1975年(昭和50年)7月28日、ベンゲット州庁舎で、溝淵知事、パレスピス知事により調印が行われ正式に姉妹県州の提携が行われた。

高知県とベンゲット州の姉妹県州協定宣言

姉妹県州協定宣言

溝渕増巳知事の代表する日本国高知県並びにベン・パリスピス知事の代表するフィリピン共和国ベンゲット州は、1975年7月28日をもってこの協定を締結し、ここに下記の事項を確認する。

高知県とベンゲット州は双方公式代表団の間に数回の予備会議を経て両県それぞれの目的と、相互の利益のために、姉妹県関係を確立維持することに合意をみたので以上の目的のために次のとおり申し合わせる。

● 双方の住民の友情と理解の高揚をはかること。
● 両県民の繁栄と福祉を増進するため、たゆまざる努力をしていく上で互いに協力をしていくこと。
● 双方県州の将来の発展を目的とする適当な諸計画を作成し履行していくこと。
● 双方の人々の友情を増進し、さらに深めることを目的とする教育、社会、文化的な計画を実施していくこと。
● 双方県州の利益となる諸分野における活動を起こし、実施していくこと。この姉妹県関係の設定は、ここに列記されている諸目的達成のためのみならず世界の平和と友愛を築くための第1歩でもある。

以上の証として1975年7月28日フィリピン共和国ベンゲット州庁において双方はここに署名する。


州庁舎前に設置されたミニはりまや橋

州庁舎から臨む州都、ラ・トリニダッド市街

姉妹交流公園に桜の苗木を植樹

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