多文化共生講座in安芸市~ベトナムを通して多文化共生社会を考える~開催しました!
令和5年5月22日(日)に安芸市「女性の家」にて多文化共生講座を開催し、安芸市在住のベトナム人16名を含む合計41名の方にご参加いただきました。
講師にJA高知県安芸営農経済センター営農企画課のレ ヴァン ソンさんと、高知県国際交流員のアンさんをお迎えし、お二人の出身国であるベトナムについて、お話しをしていただきました。
講座では、まず「多文化共生ってなに?」という簡単なクイズ等をしたあと、高知県内、安芸市内で多文化共生に関わる団体の紹介をしました。高知県外国人生活相談センター、安芸市内の人権擁護委員さん、民生児童委員さんや警察の方など、困った時の相談窓口についても参加者の皆さんに知っていただけました。
その後、講師の仕事の紹介やふるさとの話、簡単なベトナム語講座、ベトナムと日本の文化比較クイズなどでベトナムについて学びました。クイズから知ったことですが、ベトナムにはお昼寝の習慣があるそうです。お仕事をしている大人でも、昼寝するそうで、みんなでびっくりしていました。もう一つ、結婚後はベトナムでは女性がとても強くなるそうです。これは日本と同じ・・・?でしょうか?
参加者の皆さんから、事前に集めた質問にも答えて頂きましたが、印象に残ったのは、「外国で暮らすことで一番大事と思うことは?」という問いに、講師お二人とも、「言葉です」と答えられていたことです。とても流暢に日本語を話される講師お二人ですが、やはりその国の言葉を知る、というのはとても大切なことで、だからこそ日本語をしっかりと学習されたのだなと改めて実感しました。
後半は、グループに分かれて日本人とベトナム人とでテーマごとに話をするグループセッションを行いました。少人数で直接話ができ、みなさんとても盛り上がって会話をされていました。日本人同士でも、普段接点の少ない世代が同じグループとなり、交流ができてよかったとの感想もいただきました。ベトナム人の方も、安芸市のことをもっと知りたい、楽しかった、との感想をいただきました。途中で起震車体験をし、震度7も体験しました。ベトナムには地震がないそうで、とても怖かった、と皆さん顔面蒼白でした。今後起こり得る災害に備えてくださいね。
講座の最後には安芸市副市長の竹部さんからご挨拶をいただきました。今後は安芸市でも日本語サロン・交流の場を設ける予定だそうです。この講座をきっかけに、外国人と日本人の交流機会が増えていくととても嬉しいです。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。